Canon キャノネットS キャノネットの改良型


セレンから水銀電池の時代へ
初代キャノネットから3年後の発売である。この間に普及型のキャノネットジュニアとキャノネックスというレンズシャッタ−一眼レフが発売されているが、実質的なキャノネットの改良型はこれが初めてである。
初代のモデルのセレンをCDSにしてレンズのトップアイに改めたもの。分解してみると初代とはぜんぜん違う機構である。ダイキャストは同じみたいで、必要もないのに大きなボディとなっている。このダイキャストはニュ−キャノネットの小型ボディが出るまで流用されているみたいである。
レンズの45mmは一緒であるが、F1.9がF1.7と明るくなっている。
ネ−ミングのSはス−パ−のSなのかなと思っている。

みのかんのキャノネット
このカメラは数年前にぼろぼろのやつを手にした。もちろんジャンク。ただしメ−タ−は生きていたので、何とか修理しようとがんばった。
電池室は水銀電池液漏れで青緑色に変わり、電池室の蓋は貼りついていてやっとの思いではずした。この電池は水銀電池とはいえ、MR9の一つ前の大きい型であり、アダプタ−をつけても合わない。仕方ないので他のジャンクカメラより電池室をもらい、なんとか組み込ませる事ができた。
この修理の成功に気をよくして、いっそのことキャノネットを全種類集めようかと野望を抱いたが、JFC会長のサイトを見てあきらめた。あまりにも種類が多いのである。ここまで多いとは思わなかった。
詳しく分類すると20種類である。下記サイトをご覧ください。

http://www.asahi-net.or.jp/~rd2h-ari/CANON_LIST.htm

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